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ブラックロック「円安進行/海外投資家の日本株離れ/適正130円台」今後の日本株見解

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投資入門
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ブラックロックの記事が目に止まったので日本株のトレンドや今後の展望について記事にしてみました。

日本株を理解する上では、機関投資家の動き方や先物のマーケットの動きをベースに、テクニカルやファンダを組み合わせたらより精度が上がるので見解を記事にしてみました。

2024/05/13 日本株のマーケット展望

2024/05/13 今日もあんまり値動きとしてはなくて、またグジュグジュした値動きでした。

日経平均は3万8179円(-419円)の-1.3%

TOPIXは-0.15%

日経、TOPIXともにやや下げて非常いトレンドがない感じです。

MACDもそれほど上昇する期待値が高くなく

RSIも50%近辺のところで売り方、買い方均衡していてあまり方向感がない展開でした。

5日の移動平均線は引き続き下向き、20日もやや下向き、50日もフラットに、200日も、だんだんなだらかになってきているので、上昇の力というのはだいぶ落ちてきてるかなという感じです。

値段の節目として3万8000円強をキープしていて、割れてはないですが、高値3万8273円、底値が3万7969円で、3万8000を割れたら買いが入って上値は重く方向感がない展開でした。

現在は決算シーズンですが、かなり決算に関してはシビアです。

大体の企業が今、4Q(第4クォーター)の決算発表と同時に2024年度の業績見通しを発表しています。

この業績見通しがマーケットのコンセンサス、証券会社のアナリストの見通しなど

この投資家サイドの見通しに届かなかった場合というのは、否応なしに叩き売られる銘柄が多い。

業績の見通しが悪いということは、2024年度の始まりにおいては上がってきませんので、予想EPSは下がります。

となると、今の株価の水準が高いなら、下がっていくしかないわけです。もしくはPERが高止まりした状態になるということなんです。

ブラックロックの記事で円安進行が海外投資家の日本株離れを招く恐れがあります。

今年に入ってからの日本株の流れはとても明確で、海外投資家が買ってくると上がり、海外投資家が買わなかったらヨコヨコ。売ってきたら下がるという傾向です。

なぜなら、海外投資家の莫大な資金力によって流れが生まれているからです。

ということは、海外投資家が今どういう状況にあるかを考えることは非常に重要になってきます。

日本株のパフォーマンス【円建て】1月-3月 非常に良好。【ドル建て】かなりアンダーパフォーム

日本株に関しては、パフォーマンスは1月から3月まで非常にパフォーマンスがいいです。

日経平均の円建てパフォーマンスは15%で非常にいいです。

特に海外投資家が最もピンポイントで資金投入していたTOPIX30に関しては1452%プラスということでとても非常にいいんですが、これはあくまで円建ての話。

これをドル建てにすると、かなりアンダーパフォームしています。

海外投資家からすると、1月から日本株に投資してた場合、他の市場に投資しているポートフォリオに比べてアンダーパフォームしたということなのです。

機関投資家は、ベンチマークに対して勝ったか負けたかという競争をしてる中で、

日本株にオーバーウェイトしていて、尚かつドルやユーロベースの海外投資家からすると、円安だから勝ってるだけで、ドルベース換算すると負けているので、日本株にお金を置いていると具合が悪いというわけです。

要は今まで2023年度から2024年1月-3月に関してはパフォーマンス良かったのですが、3月の下旬くらいから一旦、日本株から資金を引き、他の市場に配分したのかなと捉えるのが自然かと思えます。

そんな視線でみると、結局のところ4月から日本株のパフォーマンスが悪化しているのも理解できます。

単にアノマリーで5月が悪いというわけではなく裏付けの全体像が見えてきます。

4月-6月の期間に関して、少し状況が厳しいと考える理由に2つのイメージがあります。

理由① :1つ目は、TOPIXコア30の一部資金が集中している企業以外は、決算業績の見通しガイダンスに全く期待が持てないことです。

つまり海外投資家が、日本の企業業績は伸びるから買っていこうっていう雰囲気には、ならないわけです。

バフェット銘柄をきっかけにTOPIXコア30の特定企業に資金が集中していましたがこの1月-3月で一旦落ち着いた感があり、4月からは全体的に資金が抜けている傾向にありました。

理由②:あともう一つは為替が円安から円高になるタイミングが、海外投資家が入ってくる可能性があるポイントかと思います。

ただ実際に、円高になったからと言って海外投資家が買ってくるかどうかは不安です。

もし日本企業の業績がとても見通しが良ければ、海外投資家もお金を入れてこようと思うかもしれませんが、実際はどの企業も結構ぱっとしません。

ということは、そもそも為替の投資をするのであれば、為替のリスクを取りに行けばいいだけなので、海外投資家からすると、JGB(日本の国債)を買えばいいだけなんです。

日本株も業績がそんなにぱっとしないのであれば、業績が良い企業、業績の収益の拡大見込みがある企業、そういった企業は買われるかもしれませんが、日本株全体にお金を入れることはないと思います。

セクターローテーションによる物色される銘柄の変化

  • ① :2023年の5月の上昇後
  • ② :今年の2024年度の1月-3月の上昇

海外投資家は、この2つの上昇で、日本株全体に資金流入した訳ではなく、ピンポイントで資金流入していたようです。

要は、半導体、自動車、商社など、業種・セクターを決め打ちしてピンポイントで資金流入されていた様子です。

このことから、もしかしたら海外投資家がアロケーションを1-3月のものを維持する、もしくは少しウエート落としてる程度だったらいいのですが、気になるところです。

海外投資家の動きとして、景気後退や地政学のリスクの中国からお金を引いて、日本株にお金を入れましたというフローはある程度あったと思うんです。

ここから日本株に関してのパフォーマンスを見る限り、かなりアンダーパフォームしています。

例えば、UK100(イギリス)、DAX、利下げ期待で、ユーロストック(ヨーロッパ)も利下げしそうな国として指数が強く上段に位置していますが、そこの中段にアメリカで、下段に日本という傾向です。

なのでここの傾向が変わるかどうか、変わる兆しが出てくるかどうかというのも、日本株をやる人は見極める必要があります。

この文脈で日本株のセクターローテーションは、非常に大事になってきますので、どこに海外投資家がお金を入れて抜いてるのかを確認しておかないといけないということになります。

今日に関して、半導体はそれほど悪くはなく、+0.71%。

東京エレクトロンとか、特にアドバンテスト、決算の見通しも悪かったので、かつPERが高過ぎると思うので、大分調整するんじゃないかなと個人的に見てるんですけれども、そういった銘柄売られてるかなという感じがします。

半導体の中でも、もう少し規模感が小さい銘柄、例えばTOWA(6315)に関して言うと、パフォーマンスがいいので買われている銘柄が買われているかなという感じがします。

ただ、これを海外投資家が買っているのか、国内の機関投資家もしくは個人として買っているかで、意味合いが変わってくると思っていて、国内の機関投資家もしくは個人投資家の場合は、入れてくるお金のサイズが海外機関投資家と比べるとかなり小さい規模感なので、それほど大きい上昇や上昇が継続するかと考えると、あまり長続きせずにどこかでお金が抜けてしまうか、玉切れになると思うので、どんどん上昇していくと考えるのには少し無理があるかなと個人的には思っていたりします。

主要な業種を見ておくと、

プラス
  • 精密+1.72%
  • 銀行+0.64%
  • 証券+0.89%
  • 機械+0.41%
マイナス
  • 電気機器-0.09%
  • 自動車 -1.29%
  • 不動産 -1.59%
  • 建設  -1.80%

この要因は、本日、日銀が買いと買いオペをやったようですが、5年超から10年以下のところの買い入れる金額を若干今までよりも減らしたことが、金融引き締めを連想させる、イコール今度の日銀の政策決定会合で利上げするんじゃないかという思惑になってJGB(日本の国債)の金利が上昇しました。

JGB(日本の国債)の金利上昇で一番インパクト受ける企業は、不動産・建設業で、連想して売られたという感じでした。

不動産セクターが大幅に下げていたのは、三井不動産・三菱地所の決算が出た影響かと思います。それもあってこのセクターローテーションになってると思われます。

なので商社も単純にベースでマイナスですが、全体的に金利が上がった時にどうなるかということを頭に入れて、このセクターローテーションとかポジション管理しておいたらいいかもしれないですね。

金利が上がった時は、銀行と生保あたりが恩恵を受けます。

この辺のところの値動きも比較的いいんじゃないかなと感じがします。

ニュースで見ると「半導体が弱い」と言われていますが、今現状で言うとそこまでボロボロではないかなと感じています。ディスコ(6146)の値段が戻ってきてますし、言われているほどは弱くなくて、むしろ自動車の方がとても弱い印象です。

1-3月にとても買われていた銘柄(半導体、商社、不動産)は、4月から一気に弱体化

セクターローテーションの変化によって物色されている銘柄が変わってきているので、この辺の全体の流れの変化を捉えて銘柄をピックしておいた方が良さそうです。

30年債は、久々に2%に達し金利がだんだん上がってきています。以前2%だったのは2000年か2013年あたりなので、恐らく10年ぶり。

この30年債に関してはイールドカーブコントロール買いだったので、ある意味、投資家の売り手と買い手のところの需要が均衡したところでプライシングされて、ずっといたのですが、ここの金利も上がってきてますし、20年債も金利上がってます。そこへ10年債も上がってきてますので、全体的に金利上がってきています。

政策金利を引き上げるということは、短期のコールレート(その翌日物、超短期のところ)の金利を上げます。

なので目標金利を上げるという形なので、実質的に2年とか5年とか10年、20年、30年のゾーンに関しては、市場取引で投資家で売り買いして値段が決まっているので、金利をどんどん上げていってしまうと、実質利上げしてるような形になるので、この金利の上昇は日銀もマーケット参加者もある意味許容していくという形になるかと思います。

6月に利上げをすると「利上げをすると円高になる」ということになりやすいかなと思ったりもします。

なので、マーケットの全体的雰囲気として、4月になってからあまり会話がなくて、結構ネガティブな発言は多いと思うんですが、引き続き、今急いでポジションを取る必要はないかなと思います。

ブラックロックのニュースについて

ブラックロックのこちらの記事がとても気になったので触れてみました。

ブラックロック、円安進行が海外投資家の日本株離れを招く恐れ

Winnie Hsu

2024年5月13日 9:44 JST

  • 今年の日経平均はドルベースでわずか3%高、米国や香港に劣る
  • 円のフェアバリューは130円台とブラックロック・ジャパンの番場氏

米資産運用会社のブラックロックは、外国為替市場における円安進行が海外投資家の日本株離れを招いているとみている。

  日経平均株価は今年に入り14%上昇(10日時点)し、欧米など世界の主要市場を上回っている。しかし、円相場が対ドルで34年ぶりの安値水準に下落していることを受け、ドルベースの上昇率はわずか3%にとどまり、海外投資家からすると低調なパフォーマンスだ。同期間の米S&P500種株価指数の上昇率は9.5%、ドルベースの香港ハンセン指数は11%に達する。

  ブラックロック・ジャパンの番場悠アルファ運用本部長はブルームバーグのインタビューで、「通貨安が続けば、グローバル投資家にとって日本株への投資は難しくなる」と指摘。海外投資家と日本について話す際、「為替のことは間違いなく全員の頭の中にある」と述べた。

Bloombergより引用 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-13/SDE94MT0G1KW00

ブラックロック、円安進行が海外投資家の日本株離れを招く恐れ」 の記事でもあるように、ブラックロックは130円台がフェアバリュー(=適正価格)だと言ってるので、現在のドル円はかなり円安になってますということを意味します。

こういうところの記事も、かなり細かいところですが、日本語のところをきちんと読んだ方がよく、

この記事に書いてある通り「海外投資家と日本について話す際」とあるので、この記事を書いた「ブラックロックの馬場」さんが日本株について話すと、こういうフィードバックがあり「為替のことは間違いなく全員の頭の中にある」と非常に問題になっているということに注目です。

為替が問題になってるということは、為替がネックになって日本株に投資しづらいということを意味します。

普通にこの文章を捉えると、それが明確かなという解釈になります。ただ、マスコミの印象操作もあり得るのでまぁそういう感じなのかというニュアンスで捉えておきましょう。

「日本の通貨が円安になると株価が上がる」とずっと言ってる方も多いですが、そういう一面も間違いなくあるとは思いますが、自国通貨がこれだけ悪くなり、これだけ価値が落ち、物価は上がる、この状況を政府、むしろ黒幕である財務省、なんとか国民のために国民の生活を楽に豊かにするために動いてほしいと切に願います。

日本株のトレンド方向 今後の展望  例:トヨタ

この辺のところが少し変わってこないと、日本株に関しては今のトレンドでいくと、全く日本株が買われてる雰囲気もないわけです。

トヨタを例にすると、最高益を出して1兆円の自社株買いも発表してるのに、こんな感じなわけです。

上のチャートはトヨタ(7203)の週足です。

1月はかなり強かったのですが、その後ぐんぐん伸びたにも関わらず、3月末を頂点に4月から一気に下げに転じています。

そして、現在はもうこんなになっちゃってるわけですよね。

最高益出してるのにこれもこれでっていう話なのでとてもがっかりです。

日本株に関しては、4月からのパフォーマンス見るとかなり悪いので、これらを踏まえると、あんまり日本株に関してガッツリ買いに行けない雰囲気があります。

まとめ

業績がいい銘柄は持ちますが、今から仕込みに行くのはちょっと厳しそうな印象です。

なので基本は、下で取ってた銘柄で上がってるものをもうちょっと頑張って握ってますが、様子を見て、ここから新しいポジションをガッツリ取るというよりかは、やっぱり短期で回していくような感じに6月ぐらいまではそんなイメージで持っています。

米国株、日本株を長期で資産形成しやすくするにはまず、どの証券会社で育てていくかも重要なカギになってきます。経費面でも負担の少ないSBI証券・松井証券あたりは口座を作っておくのは必須になってきますので、まだ口座開設されていないのであれば、この機会に下の広告画面から直接公式サイトへぜひ覗いてみてください。

パパさんBlogでは投資入門者や初心者に向けて為になる情報発信をしています。よろしければ記事を参考に投資戦略に活かしてもらえたら幸いです。

自分の迷いや失敗から学んだことなどをもとに調べたことや学んだことを記事にしていますのできっとお役立てできると思います。今後の利益の為にぜひご覧ください。

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