お彼岸は、春と秋 年に2回
① –【春彼岸】–
「春分の日」を基準に「中日(ちゅうにち)」とし、前に3日と後ろに3日を合わせた7日間を「春彼岸」と言います。「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼びます。
- 3月18日:彼岸入り
- 3月21日:彼岸の中日(=春分の日。祝日)
- 3月24日:彼岸明け
② –【秋彼岸】–
「秋分の日」を基準に「中日(ちゅうにち)」とし、前に3日と後ろに3日を合わせた7日間を「秋彼岸」と言います。「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼びます。
- 9月20日:彼岸入り
- 9月23日:彼岸の中日(=秋分の日。祝日)
- 9月26日:彼岸明け
彼岸花(曼珠沙華)の不思議
彼岸花とは
ヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する多年草の植物です。別名「曼珠沙華」とも言います。
花には毒性があり、多量に摂取すると嘔吐や腹部けいれんなどに陥ることがあります。
花言葉は「悲しい思い出」「あきらめ」「独立」「想うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」です。
彼岸花は墓地で見かける機会が多いことから、故人を偲ぶ(しのぶ)思いが由来とされています。
どこかさみしげな特徴もある彼岸花は、いつも誰かを想って咲いているのかも知れませんね。
彼岸花の不思議
彼岸花の開花時期がとても不思議です。
秋の彼岸入りの数日前には、地中に埋まっている球根から突然芽を出し、
するすると1〜2日目で地上40〜50cmほど垂直に伸び、3〜4日目には赤い花を咲かせます。
お彼岸中は咲いています。
お彼岸が終わると花だけ枯れて、残った茎の周りに10〜15本ほどの細長い葉をつけます。
葉はしばらくは残っていますが、冬には地面上には何もなくなり地中の球根だけになります。
また春になると、彼岸入りまでには花を咲かせ、彼岸が終わると花だけ枯れます。
梅雨頃には葉がなくなり、地面上には何もなくなります。
そしてまた秋の彼岸入りまでには地中から芽が伸びてきて花が咲きます。
とても不思議なサイクルです。
まるでお彼岸に日にちを合わせているかのように芽がでてきます。
とても不思議でなりません。
「暑さ寒さも彼岸まで」? その言われの秘密
春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の中間地点となります。
- 春分・秋分 …… 昼と夜の長さがほぼ同じ。
- 春分以降 …… 昼が長い/夜が短い。 寒さが和らぎ暖かくなっていきます。
- 秋分以降 …… 昼が短い/夜が長い。暑さが和らぎ涼しくなっていきます。
「秋の夜長」は、秋分の日以降、夜が長くなることから由来されています。
厳しい残暑もだいたいお彼岸頃には落ち着き、涼しくなって秋を感じる頃になります。
また、厳しい冬の寒さは、たいていお彼岸の頃になると落ち着き、ポカポカと春を感じてくる頃です。
このことから、「暑さ寒さも彼岸まで」というように昔から言われています。
また、お彼岸は迷い・悩み・煩悩に惑わされている人が、悟りの世界と通じる時でもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さや様々な辛さも、彼岸の頃には和らいで気持ちが楽になります。「暑さ寒さも彼岸まで」には、励ましの意も含まれています。
お彼岸にお墓参りをする理由
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界・あの世を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界、この世を「此岸(しがん)」といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされます。
春分と秋分は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日なので、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
お彼岸の由来とは?
お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行いますが、同時に仏教を説いた釈迦の教えも受け入れてきました。お彼岸は「日願(ひがん)」でもあるため、太陽の神を信仰する神道(=日願)と結びつきやすかったという説もあります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
彼岸の中日である「春分の日」「秋分の日」は、国民の祝日です。
祝日法による趣旨は、このようになっています。
- 春分の日……『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』
- 秋分の日……『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日』
お彼岸に供える花
基本的には仏花(菊や白い花を中心に。トゲ、毒、強い香りのある花は向かないとされている)となりますが、お彼岸には季節の花を添えたり、故人の好きだった花でまとめたりすることが多いようです。
とくに決まりがある訳ではないので、気持ちに添うかたちで構いませんが、家や地域による考え方もあるので、気になる場合は、わかる方に聞いてみるとよいでしょう。
お彼岸の供物「ぼたもち」と「おはぎ」の違い
お彼岸の供物や食べものといえば、「ぼたもち」と「おはぎ」ですが、基本的には同じものです。その季節に咲く「牡丹」と「萩」の花から、春は「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は「御萩(おはぎ)」と呼び分けるようになり、作り方にも花の姿が反映されるようになりました。
また、小豆の収穫期は秋なので、秋の「おはぎ」には皮ごと使ったつぶあんを用い、春の「ぼたもち」には固くなった皮を除いたこしあんを用いていたそうです。
現在はこうした違いにあまりこだわりませんが、昔の人の感性がわかりますね。
まとめ
お彼岸は、3/21春分の日と9/23秋分の日を基準に、前に3日、後ろに3日を足して7日間です。
- 春(3/18-3/24)
- 秋(9/20-9/26)
期間中ならいつでもいいのでお供えの仏花とお線香を持ってお墓参りいたしましょう。先祖を偲ぶことはとても大切です。きっと綺麗に咲いた彼岸花と出会うかもしれません。
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