エントリータイミングは、基本的にダウ理論とエリオット波動という理論があるのでさらっと見ておきましょう。
トレードしているほとんどの人が頭に入れている基本理論です。
細かなうんちくがどっさりと、ぶ厚い辞書なみにありますが物理学者でも数学者でもないので、トレードに必要な部分だけを要点のみざっくり捉えておくだけで十二分です。
と言うことは、ほとんどの人が、ダウ理論を元に動き、その動きのデータを元にAIのアルゴのプログラムが組まれているので、逆にAIがどう動くのかを目安にもできるので、ざっくり頭に入れておきましょう。
ダウ理論
ざっくり解説すると、ダウ理論は次の①②③④のことです。
①価格はすべての事象を織り込む
経済指標や金融政策といったファンダメンタルズ要因、戦争やテロ、災害なども含めて、全の事象はチャート上の値動きに反映されているという意味です。
相場の値動きはこれらの事象を受けて形成される需給バランスによって日々変動しており、逆に言えばすべての情報が織り込まれた結果が現在のチャートであると考えることができます。
「チャートがすべてである」とも言えるこの考え方は、チャート分析を重要視することの根拠となります。
②トレンドは3種類
- 長期トレンド
- 中期トレンド
- 短期トレンド
③トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
下の図「上昇トレンド」「下降トレンド」はトレンドが始まるサインを図に表しました。
その後、発生したトレンドは、下の図のように、明確な「トレンド転換」のサインが出るまで継続すると考えます。

④トレンドは出来高でも確認できる(株)
為替相場のFXでは当てはまらないかもしれません。
株では相当影響されてきます。
仮想通貨では銘柄の人気具合を図るのに使う程度です。
判断基準
上昇トレンド: 価格が上昇 → 安値は更新せず、直近の高値を更新
直近の高値を更新したタイミングが買いのエントリーポイント。
その後、直近の高値を更新せずに安値を更新した場合、トレンド転換サインとなり、上昇トレンドは終了。
この時点で売りを入れることもできますが、その後一旦安値をつけた後の戻り高値のタイミングをエントリーポイントとすることもできます。
ダウ理論はFXの相場で常に通用するわけではありませんが、考え方を押さえておくとトレンド相場での取引において大いに参考になるので、ぜひ覚えておきましょう。
簡単にざっくりまとめると、
ダウ理論は「安値が切り上がったら買い」「高値が切り下がったら売り」
です。
エリオット波動
エリオット波動は、株式市場の分析から派生し、今では株以外でも最も多くのトレーダーに利用されている理論でもあるので「みんなが使っているから影響がある」理論に基づくと頭の隅に必要な知識でもあります。
ということはAIにも当然インプットされているのでアルゴの動きの影響はかなり大です。
要点だけ簡単にざっくり解説すると、
エリオット波動は『「上昇5波・下降3波」の基本パターンで、上昇3波が一番伸びる確率高いので3波で狙いにいきましょう。』
ということです。図に表すと下記のようになります。

また下記のような細かな原則もありますが、ざっくり理解しておけば大丈夫です。

上記原則を満たしていれば、エリオット波動が成立し、その後の調整波を予測しやすくなります。
ただし、上記はあくまで原則です。
必ずしもエリオット波動の値動きになるとは限らないので、「こんな動き」になったら「エリオット波動のパターンかも」くらいの軽い感じで意識しておきましょう。
ただし「エリオット波動」の理論はトレーダーみんなが学んでいる前提基礎知識なので頭の隅にしっかり捉えておきましょう。
みんなが考えていれば、その方向に動きやすいというのは事実です。
逆に、上記の原則①〜③に当てはまらなければエリオット波動にならないと考えたらわかりやすいかもしれません。
ということで、原則②になったらエントリー、原則③だと分かったら即離脱、4波になったら半分利確、または全利確し、5波でエントリーし直せそうならエントリーし5波の勢いがなくなってきたら即利確というパターンが安全パイですね。
まとめ
ダウ理論とエリオット波動について、トレードで使う部分をざっくり要点解説しました。
実際に理論をググると、辞典バリの分厚い解説と細かな文字に細かな理論解説がずらりとひしめき合っていると思いますが、学者にでもなるなら読んだ方がいいでしょうが、トレードするには要点だけ掻い摘めばそれで十二分です。
- 価格はすべての事象を織り込む
- 「上昇5波・下降3波」の3波でエントリー
- 「下値を切り上げたら」とか「上値がきり下がって」などの要点のみ押さえておけば、それで十二分です。
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