この記事では、入門者が仮想通貨を始めて取引するにあたっての重要な注意点を、取引する前にお知らせして、なるべく損から避けられるように、専門用語をなるべく避けて噛み砕いて解説していきますのでご安心してお読み下さい。
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口座開設前に、初めに覚える大事なこと「取引所」と「販売所」
「取引所」と「販売所」? 180度意味が違う 絶対覚えておくべきポイント
どちらも文字数が3文字、どちらも3文字目が「所」。
とても紛らわしい「取引所」と「販売所」ですが、全く180度意味が違うので、しっかり理解して、初めから大損してしまわないように、絶対この場で理解して覚えてほしいワードです。
今までさらっと流してしまっていた方も、この機会にしっかりマスターしておきましょう。
販売所 とは
販売業者があらかじめ市場から買って保有しているコインを、ユーザーが販売業者から売ってもらう形になるので、販売業者に仲介手数料を支払う仕組みになっています。
表面上は手数料無料となっていますが、市場価格に仲介手数料を差し引いた金額が提示されているので、市場価格とはかなりの差(スプレッド)があります。
販売手数料無料となっている場合は、スプレッドが実質的手数料になります。
スプレッドとは、買値と売値の価格差のことで、販売所は取引所よりもスプレッド幅がかなり広くなっています。
販売所は、取引において複雑な操作がありませんので、時間をかけずに直感的に暗号資産の売買をすることが可能です。
- メリット 500円など希望する金額で購入可能。売買が簡単でシンプル
- デメリット 手数料・諸経費がかかり、取引所と比べ格段に高い。
実際に買ってみたらわかると思いますが、購入時にガッツリ持っていかれた手数料をトントン(±ゼロ)に持っていくまで結構大変です。
半日ごとにプラスの時間帯マイナスの時間帯があったとしても、その日の利益がプラス1.5%の上昇トレンドの日が4〜5回ないとプラ転(含み損が含み益に変わること)しなかった覚えがあります。
案外、購入時の手数料はエグかった覚えがあります。
その時は、たまたま日柄がよくプラ転しましたが、結構エグいので、販売所で購入するより取引所でコツコツタイミングを見ながら買い集めていくのがおすすめです。
取引所 とは
取引所は、「取引所」というマーケット(市場)という場を提供してもらい、その場を利用して、ユーザー同士で暗号資産を取引します。
マーケット(市場)で行う株取引やFX取引と同じイメージです。
魚や野菜の市場のセリをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
買う人と売る人がいて初めて成り立ちます。
買値と売値の差額が利益・損失になる仕組みです。
- メリット 手数料が販売所より格段に安い。もしくは無料。
- デメリット 取引が成立しないことがある。マイナー銘柄が扱われにくい
もう一つ、デメリットとして、金額指定で購入ができないため、仮に1万円分購入したい場合は、取引数量から逆算しなくてはならないという手間があります。ただ、慣れてしまえば、なんてことはありません。最初だけデメリットに感じますが、慣れるだけでデメリットではなくなるため問題ではありません。販売所の高い手数料に比べたら苦にはならないでしょう。
先ほど「魚や野菜の市場のセリをイメージして」と触れましたが、築地(今は豊洲)などで競りを例えてイメージしてださい。競りの会場で参加者が多い方が売り買いが思い通りに成立しやすいのですが、参加者が少ないと、売値買値の差に幅が出てしまうと成立しづらくなってしまいます。どうしても売買したいのなら、売り手買い手どちらかが折れて歩み寄らなくてはならないことになるでしょう。
そんなときにマーケット参加者が多いのなら、そこまで歩み寄らなくてもある程度で成立するでしょう。
株の取引でも、出来高が何百万もある銘柄であれば、そんなに値幅もなく思ったところで成立しやすくなりますが、出来高が細い数万の銘柄であれば、注文もまばらで、思った通りの金額で成立するのは難しくなってしまいます。(もちろん銘柄とその時の相場にもよりますが…)
あまり出来高がないような業者を選んでしまうと、指値もなかなか決まらず、結局は成行でないと取引が決まらないといったことにもなりかねません。
そういった目線から、取引所の置いてある業者の選定も流動性のある業者を選ぶことをお勧めします。
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コインの取引は「取引所」で! 「販売所」の手数料負担はケタ違いで高い
取引所と販売所とでは、購入時にこれだけ差額が出る
下の2つの画像は「取引所」と「販売所」の、同じ日で同じ時間のビットコインの取引画面です。わかりやすいように時計を横に設置しました。(スクショで切り抜き作業した時の時間差が25秒ほどできてしまったことはお許し下さい。)
例えば、1BITCOIN 購入する場合、同じ時間で同じタイミングなのですが、
取引所の現物取引では 約648万円(わかりやすく解説するために千円未満は省いて説明します)
販売所では 買664万円 →取引所648万円 + 販売所手数料16万円 (16万円 高く買う)
売632万円 →取引所648万円 + 販売所手数料16万円 (16万円 安く売る)
通常、FXの場合もそうですが、買い664万円と売り632万円の差がスプレッドとして実質手数料とみなされますが、仮想通貨の場合、この買いと売りの差によるスプレッドの他に、販売所と取引所の金額差のスプレッドというものが存在します。
どこの仮想通貨業社も広告上は大抵の場合、販売所の取引手数料は無料と謳っていますが、実質は上記の表の価格差のように、取引所と販売所の間で、この時は16万円の差が実質手数料となります。
あくまで1ビットコインの場合なので、これが0.001ビットコインだったりロットが小さくなれば、それに応じて実質手数料も同じ割合だけ小さくはなりますが、相当分の負担には違いありません。
ここは利益に関わる大事なところなのでしっかり理解して把握した上で取引しましょう。
上記の場合、取引所で指値で買うと、648万円の時価で直接購入できます。
それが販売所で購入する場合は、648万円の時価に手数料16万円が乗った販売所の表示価格の664万円で「販売所という業者」から買うことになるので、業者に16万円の手数料ということになります。
販売所という業者が、あらかじめ取引所から648万円で事前に仕入れたBITCOINに、購入後から販売までの時間的に起こり得る想定差損に業者の取り分を上乗せした16万円が手数料としてプラスされ664万円になったBITCOINを買うことになります。
これが1Bitcoinではなく、0.1Bitcoinでも0.01Bitcoinでも同じ割合で手数料がかかってきます。
皆さんが知らずに販売所で取引していたら、せっかく得た利益なのに、知らずに販売所の利益として差し引かれた金額しか得られていないことになります。
取引所と販売所の大きな違いは、だいたいご理解いただけたでしょうか。
ということで、次は、おすすめの取引所をご紹介いたします。
おすすめの「取引所」と、戦略次第でメリットのある「販売所」
- GMOコイン
- コインチェック
- SBI VC Trade
- DMM Bitcoin
- bitbank
- BITPOINT
1: GMOコイン
特におすすめは「GMOコイン」です。販売所と取引所の両方とも設置されている上、シンプルでわかりやすい取引画面です。また国内では取引できる銘柄もある程度揃っています。特に今、キャシーウッドでも話題の「ソラナ (SOL)」が販売所で取引できるのが注目ポイントです。また今後が期待で話題の「チェーンリンク(LINK)」「カルダノ(ADA)」も取引できて、とてもおすすめです。
2: Coincheck
次におすすめはコインチェックです。
コインチェックは、2018年に発生した大規模なハッキング事件で、580億円相当の仮想通貨ネム(NEM)が流出し、26万人の被害が出て世界中で大きな注目を浴びましたが、その後、金融大手のマネックスグループの傘下に入ったことで、特にセキュリティが強化され、安全性がとてつもなく向上しました。
おかげさまで、現在では最も信頼性と安心感のあるプラットフォームへと進化しました。
どの銘柄も500円程度から投資可能です。
パソコンからでは取引所(8種)と販売所(29種)が設置されていますが、スマホからでは販売所のみであることがデメリットです。
3: SBI VC Trade
SBI VC Tradeは、販売所(7種)取引所(20種)ともに設置されていて、レバレッジ取引(20種)も可能です。
SBIグループ傘下なので信頼と安心感は抜群です。SBI証券とは分離しているので別で口座開設が必要ですが、ビットコイン、イーサリアムはもちろん、今期とても期待されているアバランチ、ソラナも販売所で取引できます。レバレッジは8銘柄取引できます。株で人気のSBI証券の傘下だけあって、とても安心感があります。
4: DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、取引所がありません。
販売所(28種)はあります。
国内唯一で海外口座並みの取引銘柄数を誇るレバレッジ取引(34種)にあります。
レバレッジ取引するならDMM Bitcoinが超おすすめです。
短期集中で利益を狙うならレバレッジをかけて取引した方が断然有利です。
例えば、上昇トレンドの時に、普段の積立とは別で、その時に一番波に乗っている銘柄に短期集中でレバレッジをかける手法などに最適です。
5: bitbank
bitbankは取引所での扱い銘柄が非常に豊富(37種)。
たいていの人気銘柄が揃っているので、口座開設にとてもおすすめです。
他の業者では「販売所」の取り扱い銘柄は多くても「取引所」の取引銘柄数が少ないことが多いので、取引所の扱い銘柄が多いbitbankは、トレーダーに大人気の取引所です。
また、取引所のチャートはTradingViewを採用しており、とても見やすく、ラインやインジケーターなど好みのものを自由に使えてとても素晴らしい仕様になっています。
チャートソフトは株もFXもあらゆるトレーダーに大人気のTradingView。ただ、あくまでもbitbank用に専用で埋め込まれているものなので、もし、個人的にTradingViewを使用したい人は、こちらからTrading viewにログインの登録をしていただけると、無料で使える上で、さらに15ドルも貰えるキャンペーンを公式でやっているので、是非、無料登録して15ドルも、もらっちゃいましょう!
ただし、こちらを踏んでいただいた方限定です。Trading viewの公式のものでしっかり申請しているものです。変な怪しいやつではないので、そこら辺はご安心ください(笑)
話が脱線してしまいましたが、保有しているコインを貸付して貸付金利を得られるレンディングサービスも充実しています。
近々、信用取引サービスも予定しているので、今後とても楽しなbitbankです。
これを機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
bitbankの特集記事をこちらで詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
6: BITPOINT
- 販売所(21種)と取引所(11種)で現物取引のみ可能。
- レバレッジ取引には対応してません
BITPOINTは「SBIグループ」の傘下でSBIホールディングス株式会社(東証プライム 8473)の100%子会社なのでセキュリティ面も含めてとても安心できる暗号資産交換所です。
積立、レンディング、ステーキングといったサービスも充実しています。
レンディングは、保有しているコインを貸付して貸付金利を得られるサービス、ステーキングは、コインを保有しているだけで所持報酬が受けられるサービスです。例えると、銀行で言うところの預けていれば金利がもらえる「預金金利」みたいなものです。他の業者より金利が高くつくところがメリットです。
BITPOINTでは、ログインしたホーム画面に表示されているものはすべて販売所です。
取引所にアクセスするには、画面左下にある「BITPOINT PRO」というところからアクセスします。
取引所となるBITPOINT PROの画面は、シンプルで見やすいので初めての方にも取り扱いやすいのが特徴です。
7: みんなのコイン
みんなのコインは取引所がありません。ですが、特筆すべき点は空売りができるところです。下降トレンドでもしっかり攻められます。
他の取引所や販売所とは全く異なり、「現物」ではなく「CFD」の2倍のレバレッジ取引に特化しています。
CFD取引だから、ロング(買い取引)からもショート(売り取引、空売り)からもエントリーできます!
みんなのコインとDMM Bitcoinは取引所がないのですが、
積立というよりは、レバレッジ取引を上手に利用して、上昇トレンドや下降トレンドが見込める時に、短期間で集中的にトライするような作戦に最も適しています。
ざっと紹介してきましたが、それぞれの特徴があるので、上記の記事を参照にして有効に利用してみてはいかがでしょうか。
次の記事では、それぞれの取引業者の特徴を深く掘り下げて比較しています。
ぜひご参照ください。
「取引所」での注文方法は「指値注文」と「成行注文」
取引所での注文方法は2種類あります。
- 成行(なりゆき)注文
- 指値(さしね)注文
「成行」注文とは? 注文方法
「成行(なりゆき)注文」とは、
値段を指定せず「現在の価格でそのまま欲しい」とにかく今すぐちょうだい注文です。
いわばお任せ注文で、現在の価格から一番近い価格で売買する注文方法です。
仮想通貨は、とにかく値動きが激しく指値ではなかなか約定しずらく、指値で置いていかれると、そのまま値が跳ね上がって置いてけぼりになり、結局は高いところで買わされてしまうことはアルアルです。であれば、買いたいと思った値段のときに、さっさと成行で約定してしまったほうが得策で、結果的に合理的です。
販売所のような高い手数料と比べたら、この成行か指値かの僅かな値段差など微々たるものなので、気にせず成行で売買してしまいましょう。指値にかからずそのまま値が跳ね上がって置いてけぼりになるほうがむしろ損というものです。
では実際に購入方法を見てみましょう。
取引所 – 成行注文 – 図で解説
ビットコインを成行で購入する場合を見てみましょう。
左の帯から「取引所」→「現物取引」→「買」→「取引数量」→「確認画面」を押せばOKです。
取引数量の算出方法
取引所では「金額指定」で注文が出せません。「取引数量」を入れて売買します。
ビットコインを1万円分購入したい場合
「予算の1万円」÷「現在の相場価格」=「取引数量」で計算します。
10,000円÷6,481,400円=0.0015BTC となり「取引数量」に「0.0015」を入力します。
「指値」注文とは? 注文方法
「指値(さしね)」は自分が売買したい値段を設定して注文する方法です。
その価格になったら取引が成立。成立しなければ何もおきません。
では、指値で買う方法です。成行より少し複雑です。
取引所 – 指値注文 – 図で解説
左の帯の「取引所」→「ビットコインを選択」→「指値」→「買」→「取引数量」→注文タイプ「指値」→「Post-Only」はチェックを入れず、「指定なし(FAS)」を選びます。
次に「注文レート(円)」に相場の価格を参考にしながら「この額なら買いたい金額」を入力します。
ちなみに「板」の赤字の金額を押せば自動で「注文レート」に反映されます。
最後に「確認画面」を押せばOKです。
ざっくり専門用語を解説
現物取引の指値で出てくる専門用語が意外と大事だったりしますのでざっくり解説します。
- 「指値」…さしねと読む。「この金額以下になったら買いたい!」「この金額以上になったら売りたい!」という認識でOK
- 「逆指値」…ぎゃくさしねと読む。「この金額以上になったら買いたい!」「この金額以下になったら売りたい!」と、流行に追随する注文の仕方。
- 「Maker」…メイカーと読む。板に出ていない注文を新たに並べる取引参加者のことを指します。
- 「Taker」…テイカーと読む。既に板に並んでいる価格で注文を出す取引参加者のことを指します。
- 「Post-Only」…ポストオンリーと読む。自分がMakerになる場合だけ取引されて、Takerとなる注文は自動的に取消される。
- 「FAS」…フィル・アンド・ストアと読む。注文した数に、在庫が足りなかった場合、有効期限まで足りなかった分の注文を残しておくこと。
- 「FOK」…フィル・オア・キルと読む。注文した数に、在庫が足りなかった場合、全てをキャンセルすること。
- 「FAK」…フィル・アンド・キルと読む。注文した数に、在庫が足りなかった場合、残りをキャンセルすること。
保有期間は「長期」で考える
仮想通貨は、株よりもFXよりも上下の振り幅がとても大きくとても早い特徴があります。
そして手数料も他のものより高い傾向にあります。
なので短期であればあるほど振り幅についていけないどころか、ノイズにやられて資金をすぐ溶かしてしまう可能性がとても高いと考えられます。
であれば、もっと視線を広く取り、2024年から2025年にかけて半減期という大きく上昇するチャンスに乗っかるために、上昇しそうな銘柄に厳選して長期で仕込んでいきましょう。
長期目線では上昇トレンドなので、短期的に値が下がったら買い足していく手法でいきましょう。下がったら買い、下がったら買いです。
まとめ
それぞれ長所短所がありますが、上手に利用して最大限の利益を追求していきましょう。
そのためにもぜひご自身の手で実際に口座を開き、触れてみて試してみるのが一番だと思います。
初取引をする前に、特に重要な取引所と販売所の違いについて触れてみました。
この記事を参考にこれから仮想通貨で利益を上げていく上で、どこがいいのか口座開設の参考にしていただけたら幸いです。
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申告時期に慌てる前に、事前に自動アプリを入れておくと後で慌てなくて済みますので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。下の関連記事から詳しくご覧いただけます。
よろしければ関連記事もございますので是非ごらんください